映画「鑑定士と顔のない依頼人」あー苦しい!!
「鑑定士と顔のない依頼人」 ジュノッペ・トルナトーレ監督
天才オークション鑑定士が姿を見せない女性の鑑定依頼に翻弄されていくさまを描いた恋愛ミステリー。彼女は一体何者なのか。
ヨーロッパ映画賞 作品賞受賞作品。
ラブ ***
笑い
涙 *
スリル ***
美 *****
※5段階評価 個人的な感想です。
主演 ジェフリー・ラッシュが本当にダンディ。声もセクシー。ジェフリーの演技を堪能できる映画です。世界観に入り込めるようにお一人で見ることをオススメします。
音楽、映像がとにかく美しいと感じました。映画自体が美術作品という感じ。
ミステリーではありますが、私は先が読めてしまったので内容を楽しむというよりも映像美をたっぷり楽しみました。シックな美しさがかっこよかった。
主人公の鑑定士の心情も感じ取りやすく描かれているので、最終的にとにかく苦しい気持ちになりました。終わりには「あー…。」と声が出てしまいましたが、見なきゃよかったなんて思いませんし、こんな気持ちにさせることができるこの映画はよくできていると感じます。
恋は人を強くすることもでき、もろく崩れやすく変化させるものでもあると思います。恋はあたたかく、従順で、時に冷酷であり、謎めいている。
非常にオモシロい勘違いなのです。
カット割りや間が絶妙なんで、そういう点も楽しめます。
ジェフリーの心情と映像美をお楽しみください!!